バドミントンのガットは特に冬場はよく切れます。
ここ最近も、
「張ってから2週間で切れてしまいました」
というお客様がいらっしゃいました。
しかし実は、高校生男子のように力が強くて26ポンドなどで張っていると、
かなり冬場は切れやすいものなので、
2週間もったならいい方かもしれない。というくらいです。
ガットが切れやすい原因を挙げますね。
1)テンションが強い
2)寒い&乾燥している
3)フレーム付近でショットを打ってしまった
4)グロメットが傷んでいる(グロメットというのは、フレームにあるガットが通る穴のところにある突起です)
5)使っているガット細い
などが主な原因です。
1)
【テンションが強い】
テンションが強いと、打ち応えがあり、特に男子には「強ければ強いほど好き!」という方もいらっしゃいます。
コントロールもつきやすくなるので、接戦をものにしたいという上達したプレイヤーならなおさらでしょう。
しかし、テンションが強くなると、ピーンと張りつめた糸のような状態なわけですから、強い衝撃が加わると
「パチン!」と切れやすいんです。
打ち応えやコントロールをとる代わりに、耐久度を犠牲にしなくてはならない、ということになります。
どうしてもそのテンションじゃないと勝てない!というならそのテンションでいくしかありません。
が、1つ下げてみても別に大きな違いはなかった、と感じたなら、1つテンションを落としてみる、というのも手ですね。
2)
【寒い&乾燥している】
寒く乾燥している冬場のような環境だと特に切れやすくなります。
ガットの柔軟性がなくなっているからです。
かっさかさに乾燥した輪ゴムを引っ張ったら、プチプチ切れますよね?
それと同じように、ガットも寒くて乾燥した環境にあると、柔軟性が損なわれ、プチプチと切れやすくなってしまいます。
部室に放置したりするのではなく、暖かい場所で保管したり、実際にラケットを使う前に温めてから使ったりすると、
耐久性の減少を軽減させることができます。
3)
【フレーム付近でショットを打ってしまった】
これはどうしても激しい打ち合いの時などはしょうがないことにも思いますが、
フレーム付近のガットはタテヨコのガットが走っている中央付近に比べてめっぽう切れやすいのです。
2本のガットでシャトルを打つのではなく、1本のガットで打つわけですから。
そりゃあ切れてしまいますよね。
対策としては、やはりスイートスポットで打ち続ける「技術の習得」以外にないと思います。
とはいえ、スイートスポットで打ち続けられる技術が備わった方も、
常に同じ場所で打つわけですから、そこの部分は切れてしまいますけどね。
でもその場合は、ある種喜ばしい切れ方なのではないかとも思います。
4)
【グロメットが傷んでいる】
グロメットが傷んでいると、突起の部分に亀裂が走っていたりするのがわかるかと思います。
その部分は打つ時の摩擦が強くなりますから、その摩擦に負けてガットが切れることがよくあります。
グロメットが傷んでいるなぁと感じたなら、グロメット交換をしましょう。
5)
【使っているガットが細い】
ガットが細いと切れやすくなります。その代わり、スピードが出るし、コントロールもつきやすいし、高い音がなります。
ギターの弦を触ったことはありますか?
ギターの弦は、細い弦ほど高い音が出ますよね?そして、抑えようとすると硬くてちょっと痛い。
ラケットのガットも同じなんです。
細いガットはしっかりシャトルに食い込むくらい張りが出るため、スピードが出やすい。
そして高い、気持ちのいい音が出る。
ガットのブレが少ないため、コントロールもつきやすい、というメリットがあります。
細いガットはとても人気があります。
なぜならいいショットが打てるから。
だけど、そんな細いガットで強打を繰り返すと、やはり切れやすいんです。
これも、
パフォーマンスを取るか
耐久性を取るか
を天秤にかけて選択する必要がありますね!
どうでしょう?
参考になりましたか?
冬場のガットは本当に切れやすいので、是非こちらの内容をチェックして対策してみてくださいね!
当店では、どうしてもすぐに張ってもらわないと、明日試合なのに!どうしよう!?
といった方向けに、即張り(その日のうち、もしくはその場で張ること)もお受けすることができます。
通常でも大体1~2日で張り上げますので、是非ガット張りをご依頼くださいね!
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